ドイツ、開発協力における廃棄物分野での協力関係を強化へ

【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2011.09.30 【情報源】ドイツ／2011.09.15 発表

ドイツ連邦環境省のハイネン―エッサー政務次官とドイツ連邦開発省のコップ政務次官は、経済界、学術会、市民団体の代表と会談を行い、開発協力での廃棄物プロジェクトにおいて相互の協力関係の強化に向けた議論を行った。ハイネン―エッサー政務次官は、「中進国、開発途上国において、機能的な廃棄物経済を促進するためには、廃棄物処理の革新的技術を必要とする。廃棄物処理の技術的レベルの改善は、資源保護及び気候保護につながり、輸出のチャンスも生み出す」と述べた。コップ政務次官は、「ドイツは廃棄物コンセプトの開発・実行において世界的に高い能力を持つ。廃棄物経済は、環境に配慮した処理の前に再利用、その前に発生回避を中心原理に持つ。しかし、開発政策では、取り決められた廃棄物処理においてこれらの視点が考慮されていないことが多い」とコメントした。地球上では70億人の人々が資源を消費し、廃棄物を排出していることから、廃棄物を資源として考慮する必要が指摘されている。そのため、学術界や経済界、市民社会、そして開発協力における現存の知見と経験の連携を強化し、密に協力していくことが求められている。【ドイツ連邦環境省】