一般財団法人環境イノベーション情報機構
ハビタット・フォー・ヒューマニティ、環境に配慮した住宅建設のためアメリカ環境保護庁と協力
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2011.09.29 【情報源】アメリカ/2011.09.14 発表
低所得世帯が安価で良質な住宅を取得できるように活動する「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」のデンバー都市圏支部(HFHMD)は、2011年9月14日、コロラド州ゴールデンで新たな低価格住宅の建設に着工した。この住宅は、アメリカ環境保護庁(EPA)が住宅建設において設けている3つの基準、エネルギースター(エネルギー効率)、ウォーターセンス(水効率)、インドア・エアPLUS(健全な屋内大気)に基づいて建設される国内初の住宅となる。HFHMDは、今後のすべての住宅建設に関して、エネルギースターの新しい基準バージョン3、インドア・エアPLUS、ウォーターセンスの規格の利用を宣言し、EPAと協力している。このパートナーシップは、ハビタットの全支部、及び国内の多くの住宅建設業者に拡大していくとみられる。EPAのジム・マーティン地域事務所長は、「健全でエネルギー効率の良い住宅は、贅沢なものではなく、厳しい経済状況下では必要不可欠なものである。このような住宅は、温室効果ガス削減に寄与し、貴重な水資源を守り、有害物質を避けることにもなる」と述べた。また、HFHMDのCEO、ヘザー・ラファティーは、「HFHMDは高品質、健全で持続可能な住宅建設の重要性を認識し、環境に優しくエネルギー効率の良い住宅の建設に取組んできた。居住者は、年間数百ドルの光熱費の削減が可能になり、健全な居住環境も享受できる」と語っている。HFHMDはこうした住宅を低所得世帯に売却、ローンは無利子で返済金は世帯収入の25%におさえているという。【アメリカ環境保護庁 (EPA) 】