ドイツ、気候変動と健康に関する報告書を公表

　ドイツ連邦環境省は、気候変動と健康に関する報告書を公表した。これは、2010年11月に連邦環境省と世界保健機構によって開催された会議の成果をまとめたもの。会議では、気候変動と異常気象による変化が及ぼす人間の健康への影響について議論・分析された。連邦環境省は、数年前から気候変動への適応に対して必要な対策に取り組んできた。気候変動によって引き起こされる森林火災といった直接的な脅威の他に、粒子状物質による汚染が人間の健康に対し、大きな危険を及ぼすとしている。ドイツは、連邦気候変動適応戦略によって、気候変動の影響に対する早期の適応を可能にするための基礎を作り上げており、特に、防対策を重視している。【ドイツ連邦環境省】