一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、騒音度に応じた線路使用料金体系に向けた合意
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2011.07.20 【情報源】ドイツ/2011.07.05 発表
ドイツ連邦交通建築都市開発省とドイツ鉄道株式会社は、2012年以降の線路使用料を騒音度に応じたものにすることに合意した。これにより、鉄道騒音は大幅に削減される。騒音度によって料金が設定される線路使用料金制度では、静音型ブレーキが付いていない列車にはより高い使用料が課せられ、騒音を削減した技術が設置されている貨物列車には車両所有者に対する奨励金の提供が予定されている。奨励金は、連邦政府が助成金として拠出する。ドイツ国内において騒音削減装置の設置可能な約18万車両における対策には3億ユーロが必要とされており、鉄道の騒音対策に、政府と企業の双方が取り組むことになる。騒音削減装置を導入することにより、騒音負担は、平均で10dbまで削減できるとしている。【ドイツ連邦交通建築都市開発省】