イギリス、政府機関の調達基準に食糧品を追加、環境が重点に

　イギリス環境・食糧・農村地域省は、軍事や刑務所も含め、すべての中央政府機関とその執行機関に適用される食糧品の調達に関する基準を公表した。基準は2011年9月以降、全てのケータリング契約に有効となる。基準では、持続可能な漁業による魚や動物への配慮、環境配慮、フェアトレード製品、ケータリング設備におけるエネルギー効率、廃棄物管理、塩分や脂肪分の制限など栄養面において厳格に定められている。基準の開発は、イギリス環境・食糧・農村地域省や保健省が行い、さらに、ケータリング会社や食糧品供給者、その他の政府機関やNGO、消費者グループが意見を述べた。政府の調達基準については、建築、情報通信技術、紙や備品について既に定められている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】