一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、2014年欧州環境首都募集を開始
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2011.06.27 【情報源】EU/2011.06.14 発表
欧州委員会は、次期、欧州環境首都を受賞する都市の募集を開始した。この賞は、環境に配慮した都市生活の先端を行き、他の都市にアイデアを提供する影響を持つ都市に贈られるもので、欧州の都市を魅力的で健康的な「暮らしやすい」都市にすることを支援している。環境問題の多くは都市において発生しており、一方で、これらの問題を解決するために、都市では参加型の取り組みや革新的努力も行われている。欧州環境首都には、これまで、ストックホルム、ハンブルク、ビトリア=ガステイス、ナントが選ばれており、今回の選考では2014年の欧州環境首都を選ぶ。対象となる都市は、全欧州連合加盟国、欧州連合加盟候補国(トルコ、マケドニア、クロアチア、モンテネグロ、アイスランド)、並びに欧州経済領域(アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン)における人口20万人以上の都市である。人口20万人を超える都市を持たない国家からは、最大人口数を持つ都市が応募できる。選考では、世界的な地球温暖化防止対策に対する地域の貢献、交通、都市の緑地、騒音、廃棄物排出量・処理、自然と生物多様性、大気質、水消費量、排水処理、エコ革新と長期的な雇用の創出、行政機関における環境マネジメント、そしてエネルギー効率の計12の指標に基づき審査される。受賞都市は2012年6月に発表される。【欧州委員会環境総局】