一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国、低炭素グリーンモデル都市建設のマスタープラン策定
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2011.06.13 【情報源】その他/2011.05.26 発表
韓国環境部(MOE)と国土海洋部は、江原道江陵市の鏡浦(ギョンポ)地区に世界的な低炭素グリーン都市を建設するためのマスタープランを発表した。鏡浦は同国初の低炭素グリーンモデル都市指定地区。ここを低炭素のグリーン成長をリードする国際都市にするため、2020年まで1兆ウォンを投じて29の事業を実施する予定で、政府による公共事業のほか、民間投資も誘致していく。マスタープランには、環境に優しい土地利用をはじめとする低炭素都市の6つの重要な要素を組みこみ、主な目標として、1)Zed-village(ゼロエネルギー住宅)等の建設による都市インフラの低炭素化、2)鏡浦湖畔の歴史的な資源や文化資源を結びつけた、生態系を体感できるグリーン空間の構築、3)鏡浦川、鏡浦湖、日本海(東海)を結ぶグリーン文化軸の形成や、鏡浦台周辺の自動車進入禁止道路の設置、を掲げている。MOEは、同計画が観光産業の利益と雇用の創出、温室効果ガスの削減、国家の競争力強化につながると期待している。また、低炭素グリーン都市ガイドライン等の制度的枠組を策定後、16の都市や郡にも対象を拡大する予定である。【韓国環境部】