フランス、2011年「エコ･カルティエ」表彰に応募プロジェクト倍増

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2011.05.30 【情報源】フランス／2011.05.13 発表

　エコロジー･持続可能な発展･運輸・住宅省のモリゼ大臣と、ブノワ・アパリュ住宅担当大臣が呼びかけた「エコ･カルティエ」（都市の環境共生モデル地区の整備プロジェクト）の募集に、前回の倍となる、計394件のプロジェクトが、フランス本土と海外県の自治体から集まった。
　この呼びかけは、環境グレネル（複数分野の関係者による環境政策懇談会）の方針に従い、また前回第1回募集（2008‐2009年）の好結果を受け、2011年1月から行われていた。
　応募した自治体の規模は大小さまざまで、持続可能な都市という問題に関心を持つのは、大都市に限らないことを示している。既に研究や予測の段階を過ぎ、具体的な基盤ができたプロジェクトがほとんどで、また、都市の拡張を必要とせず、都市内の産業跡地や再開発を扱うものが大半を占めた。
　提出された書類の審査は、現在進行中で、6月末まで行われる。分析・推進委員会は、さまざまな専門分野により、この夏に会合を持ち、他の手本となる、象徴的・革新的なプロジェクトのリストを作成する。モリゼ・アパリュ両大臣は、このフランス・グランプリの受賞者を2011年秋に発表する予定。【フランス　エコロジー･持続可能な発展･運輸・住宅省】