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環境ニュース[海外]

土壌汚染による人体への影響を測定

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2002.03.26 【情報源】イギリス/2002.03.14 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省と環境庁は、3月14日、土壌汚染曝露アセスメント(Contaminated Land Exposure Assessment Model: CLEA)モデルと、これに関連した4つのレポートを公表した。この新たなモデルは、初めて、土壌汚染が人体に及ぼす影響を科学的なフレームで提供するもの。
これは、健康省、食品規格庁とスコットランド環境保護局との、10年に及ぶ緊密な共同研究の成果でもある。
 土壌汚染曝露アセスメント(CLEA)モデルと土壌ガイドライン値(soil guideline values :SGVs)は、汚染物質の濃度が人体に著しい影響を与えるかどうか という問題に答える一助となる。土壌ガイドライン値は、人体への影響の許容できる範囲、その閾値を示すもので、これを超えると、追加調査、あるいは回復措置が必要となる。この値は、住宅地、農地、産業/商業用地という3つの典型的な土地利用における汚染物質群から設定されている。
 なお、環境庁は、産業活動によってある程度汚染されている土地が約30万ヘクタールにのぼると見積もっている。イギリスは、土壌の汚染濃度が一定値を超えた場合に詳細な調査を行う仕組みを、1980年代に導入した最初の国の一つだが、さらに、2000年には、環境リスクから住民を守るため、汚染された土地を特定し、対処するよう地方自治体に義務付ける規則を制定している。

詳細は担当の省庁まで電話で問い合わせ。下記ホームページも参照。
イギリス環境庁(The Environment Agency) 020 7863 8710
イギリス環境・食糧・地方事業省(DEFRA) 020 7238 5337

【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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