一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、廃棄物、資源効率に関する世論調査を実施
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2011.04.11 【情報源】EU/2011.03.28 発表
欧州委員会は、欧州連合内の世論調査「資源効率に向けたヨーロッパ市民の意見(Eurobarometer)」の結果を公表した。これは、欧州連合内の市民が、資源効率や廃棄物経済、リサイクリングをどのように考え、日々の生活を過ごしているのか調査したもの。重要な結果として、自身の生活で排出される廃棄物量について認識している人々は少なく、1人あたりの年間廃棄物排出量は500kgを超えるにも関わらず、ほぼ60%の人々が、自身の家庭における廃棄物量は多くはないと考えていることが分かった。また、食品廃棄物に関しての意識が多くの市民に欠けていることが示された。また、70%の市民は、廃棄物回収方法を改善する必要があると考えており、86%の市民がリサイクル素材による製品の購入をしている(51%リトアニアから96%デンマークまで)。また、セカンドハンドショップにおける中古品の購入については、スロバキアでは40%、デンマーク、フィンランド、スウェーデンでは80%を超える結果となった。【欧州委員会環境総局】