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環境ニュース[海外]

スモッグによる循環器・心臓への影響を明らかに

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.03.22 【情報源】カナダ/2002.03.12 発表

 カナダとアメリカの共同研究グループは、スモッグを吸いこむと心臓と血管が直接的な影響を受けるという新しい証拠を見つけた。
 この研究は、カナダ環境省、ミシガン大学、トロント大学およびカナダ健康省が共同で取り組んだもの。25人のボランティアに、実際に浮遊粒子状物質などの大気汚染物質を含んだ空気を吸ってもらい、循環器への影響を調べた。この結果、汚染物質を吸い込むと、直ちに腕の血管が2-4%収縮することが観察されたという。健康な人に短期的な被害を及ぼすものではないが、心臓病や循環器系の疾患がある人にとっては著しい影響を与えるおそれがある。これまで汚染した空気が肺に影響を与えることはわかっていたが、循環器への影響が明らかになったのは今回が初めてである。
 なお、この研究結果は、アメリカ心臓協会発行のジャーナル「Circulation」誌上に掲載されている。【カナダ連邦環境省】

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