一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、エネルギースター新技術賞でマイクロコージェネレーション(マイクロCHP)の2製品を選定
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2011.02.22 【情報源】アメリカ/2011.02.08 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2011年のエネルギースター新技術賞に、マイクロコージェネレーション(マイクロCHP)システムの2製品を選定した。マイクロCHPシステムは、一般家庭や小規模ビルで排出されるエネルギーを回収し、利用可能な電力に変える新しい技術で、人々の健康を守るとともに家庭においてエネルギーを効率よく利用するのに役立つ。特に寒冷地では、エネルギー使用量の削減に寄与し、二酸化炭素の排出を20〜30%低減する。これまでCHPは、産業施設など大規模な利用で成功を収めていたが、最近になってようやく住宅や小規模なオフィスビルなどでも導入されるようになった。今回選ばれたECR International社のフリーワットマイクロCHPシステムとMarathon Engine社のエコパワーマイクロCHPシステムは、効率性、騒音、二酸化炭素排出量、第三者検証などの厳しい基準を満たしている。また、研究所での室内試験だけでなく、1年以上の実地試験も行われ選定に至った。【アメリカ環境保護庁(EPA)】