EU、バイオ動力燃料に関連した間接的土地利用変化に関する報告書を公表

　12月22日、欧州委員会は、バイオ動力燃料とバイオ液体燃料に関連した間接的土地利用変化に関する報告書を公表した。報告書では、バイオ動力燃料の利用によって達成される温室効果ガス排出量の削減が、間接的土地利用変化によって侵害されうることが指摘されており、一方で、現在のモデルでは不確定要素があることが指摘されている。報告書は、欧州委員会が過去2年間に実施した分析をまとめたもの。今後、欧州委員会は、戦略的アプローチを詳細に審査し、その結果を遅くとも2011年7月までに提出するとしている。同時に、場合によっては、再生可能エネルギー指令と燃料品質指令の改正案を提出する。さらに、欧州委員会は、政策決定の際に最新の学術的知見に基づいていることを確認し、そして、このテーマに関する報告義務を継続して行うことを表明した。【欧州委員会エネルギー総局】