一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連環境計画が支援するゼロエミッションレース、エコカーで4大陸2万5000キロを走破し、カンクンに到着
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2010.12.21 【情報源】国連/2010.12.07 発表
ゼロエミッションレースの参加チームがカンクンに到着した。国連気候変動枠組条約の締約国会議で温かな歓迎を受け、ジュネーブを出発してから70日以上にわたる再生可能エネルギーでの旅の疲れを癒した。レースを支援するUNEPのシュタイナー事務局長は、主催者であるルイス・パーマー氏に対し、低炭素輸送を推進拡大するグリーン技術が、高い信頼性をもって利用できることが証明されたと祝辞を述べた。オーストラリア、ドイツ、スイスの各チームはこのピットストップの後、2011年1月22日のジュネーブ到着を目ざして出発する。世界の自動車使用は、今後数十年のうちに急増するものとみられ、先進国、途上国ともに、予測されるCO2排出量の急激な上昇を食い止め、代替輸送手段を見出すことが急務とされる。こうした状況のなか、UNEPは今回の支援をはじめ、有鉛ガソリンの全面禁止に取り組む「クリーン自動車パートナーシップ」、途上国に対し道路輸送による温室効果ガス排出を削減するための技術や知識を提供する「世界燃料経済イニシアティブ」など、さまざまな取組を組織している。【国連環境計画(UNEP)】