イギリス、嫌気性発酵に関する枠組文書を公表

　12月1日、イギリスの環境・食糧・農村地域省は、嫌気性発酵に関する枠組文書を公表し、国内の廃棄物からの嫌気性発酵によるエネルギー生産の増加のためのプロセスを示した。枠組文書は、戦略を政府と共に協議する作業への参加を呼び掛けるものであり、「知見と理解」、「作業モデル」、「規制と財政調達」の3分野について作業を行う3つのワーキングを設立することを提案している。嫌気性発酵は、肥料からの温室効果ガス排出量を削減し、廃棄物管理を実現し、土地利用を変更することなく再生可能エネルギーを生産することができる多様な可能性を持っている。環境省は、2011年の春の完成を目指し、廃棄物政策の全面見直し作業を行っている。ここでは、嫌気性発酵や他の廃棄物処理技術によるエネルギー生産についても考慮されている。【イギリス環境・食糧農村地域省】