IEA、シンガポールでPolicy Pathwayシリーズ第2弾「建築物のエネルギー性能証明制度」を刊行

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2010.11.16 【情報源】その他／2010.11.02 発表

　シンガポールで2010年11月2日、国際エネルギー機関（IEA）とシンガポールエネルギー市場監督庁による「クリーン・エネルギー技術シンポジウム」が開催された。IEAの「世界エネルギー展望（WEO）2009」によれば、東南アジアはエネルギー需要が今後もっとも急速に拡大する重要な地域であり、クリーン・エネルギー技術の迅速かつ大規模な進歩・普及、およびエネルギー効率の改善が急務であるという。IEAはこのシンポジウムで、Policy Pathway（政策経路）シリーズの第2弾となる「建築物のエネルギー性能証明制度」の刊行を発表した。このシリーズは、IEAが各国のエネルギー効率化政策の実施を手助けするために政策決定者向けに発行しているガイドライン。新たなPolicy Pathwayでは、建物の省エネ化は、コストをかけずにエネルギーの節約とCO2削減を達成する絶好の政策機会であるとして、住宅や商用・公共施設といった個々の建築物のエネルギー性能を評価し証明する制度について、各国で得られた実践例などが紹介されている。【国際エネルギー機関（IEA）】