一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、第2回EUエコラベル・コミュニケーション賞を授与
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2010.11.01 【情報源】EU/2010.10.18 発表
10月18日、欧州委員会は、第2回EUエコラベル・コミュニケーション賞を授与した。この賞は、環境にやさしい製品やサービスを認定するEUのエコラベル普及に大いに貢献した企業等に贈られる。選考基準は、ロゴの効果的な利用、品質、創造性、活動の妥当性などで、環境問題やコミュニケーションの専門家、欧州委員会の代表により審査が行われた。同賞には、ベルギー、キプロス、チェコ、フィンランド、フランスなどEU11カ国から13企業が応募した。サービス部門にはホテルが数多くエントリーし、製造部門には石鹸から清掃用品・床製品の生産者がエントリーした。
審査の結果、サービス部門はポルトガル・マデイラにあるホテル「Jardim Atlântico」が受賞した。同ホテルは、様々なメディアや地域コミュニティを巻き込んだ普及啓発キャンペーンを実施した。また、生産部門は、フランス・パリを拠点にする古紙会社「Arjowiggins Graphic」が、世界各地におけるEUエコラベルの普及活動が評価されたことにより受賞、さらに、オランダに拠点を置く消費財会社「Sara Lee Corporation」が、エコラベル付きの洗剤の販促キャンペーンの効果が評価されたことにより受賞した。
EUエコラベルは、1992年に導入され、現在では、2万5000種類近くの製品(清掃用品、紙製品、布製品など)やサービス(ホテルでの宿泊など)にマークが付けられている。【欧州委員会環境総局】