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環境ニュース[海外]

フランス、環境に配慮した食品を求める消費者の傾向を反映し、有機農家の数が増加

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2010.10.14 【情報源】フランス/2010.09.30 発表

 フランスの有機農業局は、2010年9月28日に開かれた有機農業全国会議で、2010年に入ってからの農家の有機農業転向状況を発表した。それによると、フランスの農家のうち、2010年1月から7月末までの間に新たに有機農業に取り組むようになったものの数は3000戸近くにのぼり、転向のペースは、昨年度の同期比で30%以上高いという。有機農家の数が24%増加した2009年度の傾向が、今年に入ってさらに確固とした動きとなっている。有機農家総数は1万6400戸に達し、1999年以降最大の伸びを記録しているという。エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省のジャン=ルイ・ボルロー大臣は、有機農家総数が最新のデータで2万戸を突破したとし、環境に配慮した食品を消費したいというフランス人の傾向は、環境グルネルの施策の成功によるものだと歓迎している。また社会的関心の高さが、消費形態の大幅な変化や農家の強い反応となって現れていることも指摘。フランス人にとって、フランスの農業の未来と環境問題とは密接に結びついており、有機農業が次期欧州共通農業政策の最重要課題のひとつだと述べている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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