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環境ニュース[海外]

UNEP 農薬およびアスベストを貿易管理の対象に

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.03.05 【情報源】国連/2002.02.21 発表

 化学物質審査暫定委員会(The Interim Chemical Review Committee: ICRC)は、2月21日、モノクロトホスなど3種の農薬及び全てのアスベストを、ロッテルダム条約のリストに追加し、貿易管理の対象としていくよう決定した。
 ロッテルダム条約は、特定の有害化学物質及び農薬の国際貿易に当たって、輸入国の事前同意(Prior Informed Consent: PIC)を義務付ける。
 今回、この事前同意リストへの追加が勧告されたモノクロトホスは、有機リン系農薬で、綿、柑橘類、稲、とうもろこしなどにつく害虫やハダニを殺すため、開発途上国(特にアジア)で使用されてきた。しかし、農場労働者に被害を及ぼすとともに、鳥類哺乳類に対しても有害とされる。勧告は、PIC手続きに関するロッテルダム条約の政府間交渉委員会(今年9月4日から10月4日までボンで開催)に送られ、ここで採択されると、モノクロトホスはPIC手続きに組み込まれる。
 このほか、2種類の農薬(Granox TBC/Spinox T、及びDNOC)についても、リストアップのための手続きを開始することとなった。
 なお、アスベスト全種類をPIC手続きに組み込む手続きは、2003年までかかる見通し(1種類は既にリストアップされている)。【UNEP】

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