一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス政府 京都議定書目標達成のためのエネルギー・レビューを発表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2002.02.25 【情報源】イギリス/2002.02.14 発表
イギリス政府内閣府のパフォーマンス・イノベーション部(Performance and Innovation Unit)は、2月14日、地球温暖化防止を目指したエネルギー政策の目標と戦略を提示する「エネルギー・レビュー」を発表した。エネルギー・レビューは、2001年7月に、ブレア首相が策定を指示していたもの。報告書では、原子力発電をオプションとして残す必要性を指摘しつつ、省エネルギーや再生可能エネルギーの利用を推進することを強調している。省エネルギーについては、2010年までに家庭部門の省エネを20%進め、さらに2020年までに20%進めるという目標を示した。また、風力や波力、太陽光などの再生可能エネルギーによる発電を、2020年までに20%増加することを提案している。
今後、政府は、報告書の主な勧告を、秋に公表する白書に反映させるため、パブリックコメントの募集期間を設ける予定。【イギリス環境・食糧・地方事業省】