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環境ニュース[海外]

化学産業からの汚染物質削減に官民合意

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.02.22 【情報源】カナダ/2002.02.13 発表

 カナダ連邦政府ならびにアルバータ、オンタリオの両州政府は2月13日、化学産業の業界団体である「カナダ化学製造者協会」(CCPA:Canadian Chemical Producers’ Association)と、スモッグ原因物質を含む汚染物質の削減への努力を一層進めることで合意し、新しい覚書に調印した。
 この新しい合意文書は、CCPA所属企業の自主的取組によって、有害物質その他の化学物質の削減を目指そうとするもの。連邦政府、アルバータ州及びオンタリオ州(両州は合計で、カナダの化学製品生産量のシェア8割を越える)が化学業界やNGOと共同で策定してきた。今回の合意では、特にベンゼンなどの揮発性有機化合物VOC)の削減に重点をおいており、2002年までにオンタリオ州でVOCを63%削減するといった具体的な目標が掲げられている。
 化学業界は1985年に、「責任ある管理(Responsible Care)」という取組みを始め、これまでも化学物質の管理方法改善などに努めてきた。また、政府と化学業界の合意文書は94年にも取り交わされており、94年から98年までにベンゼンなど、カナダ環境保護法(Canadian Environmental Protection Act)で有害指定されている物質を50%以上削減するといった効果が見られた。【カナダ連邦環境省】

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