一般財団法人環境イノベーション情報機構
バイオ燃料と植物油の認証に関する手引書を公表
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2010.02.25 【情報源】ドイツ/2010.02.15 発表
ドイツ連邦農業食糧庁は、バイオ燃料と植物油の認証に関する手引書を公表した。EU再生可能エネルギー指令、及び、同指令をドイツ国内法に転換した二つの政令では、今後、動力用燃料の生産や発電には、持続可能性に配慮して生産されたバイオマスのみ使用できると定められている。移行期間を経て、7月1日以降は、バイオマスの利用に当たって、バイオマスが生態学的に価値の高い地域を破壊せずに生産され、温室効果ガス排出量を大幅に削減するものであることを証明しなければならない。
手引書では、持続可能性基準に基づく認証システムと、これらの基準を遵守しなければならないバイオマス生産者、取引業者、設備運営者について、まとめられている。持続可能性を証明するためには、認証システムに基づいて生産されたことを証明する必要がある。連邦農業食糧庁は、認証システムと認証機関を承認する役割を担っている。なお、最初の暫定的な承認は、既に授与されている。
また、これに関連して、連邦環境省は、植物油設備の運営者に対し、6月30日までに、連邦農業食糧庁に登録するよう通告している。登録方法は簡潔で、再生可能エネルギー法対象設備として、重要データを書式に記載するのみである。【ドイツ連邦環境省】