一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

イギリス 新たなエネルギー法案を提出

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2009.11.30 【情報源】イギリス/2009.11.19 発表

 イギリスで11月19日、エネルギー消費者の保護とCO2回収・貯留技術への財政的なインセンティブを盛り込んだ、新しいエネルギー法案が議会に提出された。この法案は、低炭素経済へシフトするための道筋を示した「イギリス低炭素移行計画」の主要な対策を実施するためのもの。法案の主な内容は次の通り。
●低所得世帯のエネルギー料金を減額
 エネルギー供給会社が2011年まで任意で実施するエネルギー料金の減額制度を義務化し、2010年度の予定額1億5000万ポンドを上回る支援を提供。
●エネルギー市場の公平性を確保
 エネルギー市場を規制するガス電力市場局(Ofgem)の権限を強化し、消費者利益に関するアセスメントの際に、CO2排出量の削減とエネルギー供給の安全保障を追加。エネルギー供給会社によるライセンス違反に対し、Ofgemが罰金を課すことができる期間を現在の12カ月から5年間に変更。
●CO2回収・貯留(CCS)技術の促進
 イギリス国内で4件のCO2回収・貯留実証事業の展開を支援するため、新たにCCSインセンティブを供与。同法によって、クリーン石炭技術におけるイギリスの主導的立場が強化され、2030年までに年間20〜40億ポンドの経済効果を生み出し、エンジニアリング、製造、調達の分野で3〜6万人分の雇用を支えると期待されている。
【イギリス エネルギー・気候変動省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク