一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ 環境にやさしい建物設計案を表彰
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2009.10.19 【情報源】アメリカ/2009.10.08 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、環境にやさしく、エネルギー消費量も少ない建物の設計案6件を表彰した。これは、建物のライフサイクル全体を考え、解体の容易さ、資源の再利用、エネルギーやゴミ、CO2等の削減に配慮した設計を進めるもの。コンテストには、建築家、エンジニア、デザイナー、環境保護団体、学生などが参加した。
学生による設計部門、専門家による設計部門の他、環境雇用の創出部門、学校校舎の設計部門などの特別部門が設けられ、大学生やプロの建築家ら6名が受賞。受賞作の設計コンセプトにより、建築時や解体時の埋め立て処分ゴミ(がれき等)を8800万トン以上削減することができるという。
また、今年から、海外にもコンテストの対象を広げ、シンガポール、台湾、フランスなどから参加があった。
なお、EPAによると、建設・解体時のゴミのリユース・リサイクル量を倍増すると、CO2排出量を年間1億5000万トン(ノースカロライナ州の年間CO2排出量に匹敵)削減することができるという。【EPA】