一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 炭素税導入で増える付加価値税を家庭へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.16 【情報源】フランス/2009.10.08 発表
フランスのボルロー大臣、ラガルド経済・産業・雇用大臣らは、政府が、炭素税の創設で生じる付加価値税の税収を家庭に再配分する方針を発表した。炭素税は、2010年財務法案の中で提案されている。炭素税の税収は41億ユーロの見込みだが、このうち、22億ユーロは家庭から支払われる。炭素税は付加価値税の課税の根拠となるため、付加価値税の税収も増加する。
今回発表された、家庭への再配分額は、家庭が支払う炭素税と付加価値税を合わせた額と非常に近いものとなり、26億5000万ユーロと予想される。
フランス政府は、炭素税の導入で新たに付加価値税から生まれる歳入を留保するつもりはなく、家庭に再配分するとしている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】