一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ 温室効果ガス削減に取り組んだ貨物業者を表彰
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2009.10.14 【情報源】アメリカ/2009.10.06 発表
アメリカ環境保護庁は、10月6日、業務の改善により、CO2排出量や燃料の削減に取り組んだ貨物業者などに2009年スマートウェイ優秀賞を授与した。この賞には、トラック運送部門、船舶輸送部門、ロジスティクス部門、団体部門という4部門が設けられており、今回は37団体が受賞。授賞式は、ラスベガスで開催された、アメリカトラック協会の年次運営会議・展示会と併せて実施された。
スマートウェイは、貨物業界の環境パフォーマンスの改善を支援するため、EPAが2004年に打ち出したプログラム。現在、トラック運送業者や鉄道会社、小売業者など2000団体以上が参加しているが、このプログラムにより、2009年には、CO2排出量を600万トン、燃料代を13億ドル節約できる見込みだという。各社では、エネルギー消費量やCO2排出量を測定し、減らすための戦略を導入。また、EPAでは、燃料消費量やCO2排出量を削減するため、様々な対策のオプションを比較するツールを提供する等技術面でサポートするとともに、資金調達についても支援を行っている。【EPA】