一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 再生紙使用率の最も高い自治体はエッセン市
【ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2009.09.30 【情報源】ドイツ/2009.09.18 発表
ドイツ連邦環境省は、9月18日、地方自治体コンテスト「ペーパーアトラス2009」の結果を発表し、エッセン市が頂点に立ったと発表した。「ペーパーアトラス」は、再生紙使用率を競う自治体のコンテスト。「ドイツ再生紙の首都」に選ばれたエッセン市は、1年の間に、行政機関や学校で使用する再生紙の量を3%から90%に高めることに成功した。コブレンツ市とオルデンブルク市が、それぞれ2位と3位に選ばれた。「ペーパーアトラス」コンテストの根拠は、連邦環境省とドイツ自治体協会が実施したイニシアティブ「Pro リサイクリングペーパー」である。ここでは、人口10万人以上の66自治体を対象に紙使用量、再生紙使用率、環境負荷削減量を調査。66自治体のうち、最終的に81%以上の自治体が参加した。
調査結果では、行政機関内の平均再生紙使用率は、昨年と比較し、70%から74%に上昇。24自治体で再生紙の割合が昨年よりも上昇し、29自治体が、さらに引き上げる予定だとしている。また、再生紙の使用により、水消費量を3億4600万リットル、エネルギー消費量を7100kWh、CO2 を190万kg削減する効果があった。これは、2万世帯分(3人家族)以上の年間エネルギー需要に相当する。【ドイツ連邦環境省】