一般財団法人環境イノベーション情報機構
再生可能エネルギーに関する報告書を公表
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.09.26 発表
ドイツ連邦環境省は、連邦環境庁と共同で、「再生可能エネルギーの利用による環境保全」について委託研究を進めてきたが、9月26日、この研究データをもとにした報告書「脱原発の後ー将来の道としての再生可能エネルギー」を公表した。この研究によれば、2020年までに、再生可能エネルギーにより、100兆ワット時の電力の生産が可能であり、また、コジェネレーションとエネルギー節約により、160兆ワット時の電力をカバーできるという。
これを受けて、環境大臣は、エネルギー転換政策の柱として、脱原発(2020年までに実現予定)とあわせて、エネルギー効率の改善と再生可能エネルギー利用の継続的な拡充を位置づけなければならないと改めて強調している。
公表された報告書書は次のもの
・著者 Fischedick, Langniss, Nitsch (Wuppertal Institut fuer Klima,Umwelt,Energie)
・タイトル Nach dem Ausstieg - Zukunftskurs Erneuerbare Energie
なお、委託研究報告の方も、既に、連邦環境庁により公刊されている
・著者 Arbeitsgemeinschaft DLR, WI, ZSW, IWR, Forum
・タイトル Klimaschutz durch Nutzung erneuerbarer Energie(UBA-Bericht 2/2000)【ドイツ連邦環境省】