一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 2009年ポケット版持続可能な開発指標を発表
【環境学習 その他(環境学習)】 【掲載日】2009.08.12 【情報源】イギリス/2009.07.30 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省は7月30日、国の経済、社会、環境面での進捗状況を示す「ポケット版持続可能な開発指標(2009年版)」を発表した。この小冊子では、日常生活に直結しながら、将来の持続可能な生活にも影響する、様々な項目(健康、住宅、雇用、犯罪、教育、環境等)について、68件の指標により、「改善」、「ほぼ変化なし」、「悪化」という3段階の評価が示されている。
2003年との比較では、43項目で改善、9項目で悪化、39項目で変化なしだった。改善が見られた主な分野は、再生可能電力、家庭部門からのCO2排出量、水資源使用、廃棄物リサイクル、死亡率など。他方、悪化したのは、航空機からの温室効果ガス排出量、都市部の地上レベルオゾン汚染、自治体間での平均余命の格差など。
また、「生活の満足度」項目が更新され、2009年春の調査では、イングランド住民の平均値は10点中7.4(2008年は7.5、2007年は7.3)となった。
さらに、「環境面での平等」項目が更新され、最も環境が悪いとされる地域では、より環境が良い地域と比較した場合、より多くの項目で「最悪の環境状況(河川の水質、大気質、ゴミや住宅事情、道路交通事故、埋立地の存在等11項目)に見舞われていることが明らかになった。【イギリス環境・食糧・農村地域省】