一般財団法人環境イノベーション情報機構
OECD 「グリーン成長」宣言を採択
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2009.07.01 【情報源】その他/2009.06.25 発表
フランス・パリで開催されていた、経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会は、最終日の6月25日、「グリーン成長宣言」を採択して閉幕した。今回の会合には、世界経済の80%を占める40カ国が参加。OECD加盟国30カ国に加え、加盟準備国5カ国(チリ、エストニア、イスラエル、ロシア、スロベニア)、新興国5カ国(ブラジル、中国、インド、インドネシア、南アフリカ)が、現在の経済危機や今後の見通しについて議論を交わした。
グリーン成長宣言では、OECDに対し、経済の回復と、環境的・社会的に持続可能な経済成長を成し遂げるために「グリーン成長戦略」を策定するよう要請。2010年のOECD閣僚理事会に中間報告が提出されることになった。
また、12月の第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)において、「野心的、実効的、効率的、包括的かつ公平な2ポスト2012年の国際的な気候変動合意」に到達できるよう、OECD諸国と新興国、途上国の協力を呼びかけた。【OECD】