一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 埋立ガスを活用したエネルギー開発に補助
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2002.01.15 【情報源】アメリカ/2001.12.26 発表
EPAは、小規模な埋立地から発生する埋立ガスを、市場価値のあるエネルギー源として活用するため、ノースキャロライナ州の団体に対し、5万ドル(600万円)を開発調査費として補助することを明らかにした。埋立ガスは、メタンとCO2、および少量の有機化合物から構成され、発電などに利用することができる。今回補助を受けるのは、ノースキャロライナ州シュガーグローブにあるブルー・リッジ資源保全・開発協議会(Blue Ridge Resource Conservation and Development Council)。同州内にある7つの小規模埋立地で埋立ガスをエネルギーとして活用するモデル事業を行う予定で、様々な技術の実証試験を行うとともに、埋立ガスや他の再生可能資源の研究を行う調査センターも設立するという。
アメリカ全土で900以上ある小規模埋立地からは、年間1100メガワット以上を発電することのできる埋立ガスが排出されている。この埋立ガスを回収して売却することで、1000万トン近くの地球温暖化ガスを抑制することができ、これは、毎年約1000万台の自動車を削減するのと同等の効果をもつ。
技術的情報については、Brian Guzzone ( 202-564-2666、guzzone.brian@epa.gov )
【EPA】