イギリス　NPOやコミュニティ団体の環境保全活動支援プログラム　成功裏に終了

【環境一般 市民活動】 【掲載日】2009.05.18 【情報源】イギリス／2009.05.06 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省のヒラリー・ベン大臣は5月6日、「ひとつひとつの行動が大切（EAC：Every Action Counts）」プログラムの式典に出席し、その成果を称えると共に、今後はコミュニティ団体との連携を「環境に配慮した生活基金（the Greener Living Fund）」を通して継続すると強調した。
　EACプログラムは、コミュニティの将来をより持続可能なものにするため、政府とNPOやコミュニティ団体が連携する場として創設されたもので、イングランドとウェールズにおいて数千人の環境配慮行動を促したとされる。イギリス環境省はEACに参加した2000のコミュニティ団体に3年間で430万ポンドを提供してきた。また、プログラムを通じて育成された800人の「コミュニティの闘士」は、コミュニティの団体やクラブに対し、簡単な環境配慮行動を紹介し、活動計画の策定を支援した。
　新設された600万ポンド規模の「環境に配慮した生活基金」は、市民によるカーボン・フットプリントの削減と自然資源への負担の軽減に重点をおき、市民による環境にやさしいライフスタイルの選択を後押しする団体を支援する。期間は2年で、対象団体の詳細は今夏発表の予定。これはイギリス環境省の「第三セクター戦略」の一環でもある。【イギリス環境・食糧・農村地域省】