グローバル企業環境サミット開催される

　国連環境計画（UNEP）、国連グローバル・コンパクトが共催する「グローバル企業環境サミット（B4E）」が、4月22・23日、パリで開催され、400人が参加した。
　参加者らは、2009年中に包括的な気候変動政策に決着をつけることが、世界中のビジネスや社会の健全な未来に不可欠だとアピール。サミットの終わりに、低炭素社会の確立に向け、「持続可能な環境イノベーションや雇用創出の可能性を開花させる」よう各国政府に求めるマニフェストが採択された。
　マニフェストは、短期的な視野に立った20世紀型の経済モデルを、独創的で長期的な視野に立つモデルに置き換える必要があることや、世界経済が、企業収益や損失だけでなく、環境や雇用、社会的な課題を考慮する必要があることを強調している。
　サミットでは、資源効率性、再生可能エネルギー、新しいビジネスモデル、地球温暖化政策・戦略について話し合われた。【ＵＮＥＰ】