カナダ政府　民間の天然ガスエンジンプロジェクトに融資

　カナダ連邦政府は12月19日、民間が行う天然ガス利用エンジンの試験プロジェクトに１００万カナダドル（約８千万円）を融資することを明らかにした。
　このプロジェクトは大手ディーゼルエンジンメーカーと天然ガスシステム開発企業の合弁によるもので、２００２年初頭にアルバータ州の浄水場に１.６メガワット規模の発電機を設置し、その経済性、性能、低公害性等を実証しようとするもの。運用方法も工夫し、従来のシステムに比べ発電能力を落とすことなくNOｘを85％、CO2を20％を削減することができるという。
　連邦政府の融資は、「気候変動行動基金（Climate Change Action Fund）」から拠出され、１０年をかけて同発電施設からの収入を基に返済される予定。【カナダ連邦天然資源省、カナダ連邦環境省】