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環境ニュース[海外]

精錬工場の検査結果を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.01.08 【情報源】フランス/2001.12.14 発表

 フランス環境国土整備大臣は、7月26日に、エヴルー県ナヴァラの精錬工場の検査業務を環境総合検査官に依頼していたが、その報告書が公表された。
 この地域は、19世紀に始まる非鉄金属の特殊な産業地区である。現在、エヴルー県ナヴァラの精錬工場は2社、120名の従業員がいる。1992年の倒産後、経済的に困難な状況下で事業が再開され、施設の大部分は許可なしで活動を続けていた。
 検査の結果、空気中へのカドニウム放出量がOMSガイド基準をはるかに超えていることが明らかになり、近郊地域の学校に通う子供の健康に影響を与える状態になっている。次いで、地区を流れる水質の問題も重大だという。
 産業地区の状況は知事による対策を必要とする。直ちに、6ヶ月以内に、排煙の回収と浄化、事業全体の見直しをおこない、その他の公害防止スケジュールを作成する。排煙の収集は、同時に作業員の衛生にとってもプラスになる。排煙処理が遅れた場合には、施設の活動停止が適当とされた。
 報告書は10月19日道大臣に提出された。指導は11月に知事に伝えられている。【フランス環境・国土整備省】

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