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環境ニュース[海外]

EU環境閣僚理事会 無硫黄ガソリン・ディーゼルの義務的導入に合意

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.12.28 【情報源】EU/2001.12.12 発表

 EU環境閣僚理事会は、全加盟国で2005年1月から、無硫黄(10 mg/kg又はppm 以下)ガソリン・ディーゼルを導入することに合意した。さらに、無硫黄ガソリンについては、2009年1月から使用が義務付けられる。無硫黄ディーゼルも、同日から義務になる見込みだが、2005年12月31日までに委員会により検討された後で承認される。
 今回合意された指令案(ガソリン・ディーゼル燃料の品質に関する指令の改正案、IP/01/681)は、燃料中の硫黄分を減らすことにより、燃費改善技術の向上を目指すとともに、自動車からの汚染排出を削減するもの。というのも、燃料中の硫黄は、触媒コンバータのような排気処理装置の性能を悪化させてしまうためである。
 無硫黄ガソリンの利用は、直接的にはCO2の排出増加につながるものの、燃費改善装置が導入しやすくなるため、トータルでみれば、増加分を相殺することができるという。
 石油業界は、新燃料を生産するためには、精製設備の改善に、約110億ユーロ(1兆2100億円)が必要だと見ている。【欧州委員会環境総局】

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