一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 2007年大気汚染物質排出量に関する追加データを公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.02.24 【情報源】イギリス/2009.02.13 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省は2月13日、大気排出インベントリー(NAEI)から、2007年のイギリス大気汚染物質(温室効果ガスは除く)に関する推計を公表した。これによると、大半の大気汚染物質については、長期的な減少傾向が継続している。また、「大気質戦略」の対象ガス(SO2、NOx、粒子状物質(PM10、PM2.5)、CO、ベンゼン、1,3-ブタジエン、鉛、PAH類)では、ベンゼンを除く全てが2006年から2007年にかけて減少した。
この他の主な内容は以下のとおり。
●重金属の排出量は、僅かな増減が見られたが、2006年から2007年にかけて、ほぼ一定。
●全ての残留性有機汚染物質(POPs)が2006年から2007年にかけて減少。
なお、EU国別排出上限指令(NECD)で排出上限値が定められている4種類の汚染物質(NOx、SO2、非メタン揮発性有機化合物及びアンモニア)については、2009年1月8日にデータを公表しているが、2006年から2007年にかけて、4物質全てが減少した。【イギリス環境・食糧・農村地域省】