一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 風力エネルギー研究で新たな拠点を設立
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2009.02.17 【情報源】ドイツ/2009.02.06 発表
ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、2月6日、風力エネルギー・エネルギーシステム技術・フラウンフォーファー研究所(IWES)の開設を記念した式典に出席した。IWESは、既に1月1日から研究活動を開始している。ブレーマーハーフェンに立地し、旧風力エネルギー・海洋技術フラウエンフォーファー研究所(CWMT)が母体となっている。連邦環境省及びブレーメン州により、合計1690万ユーロの資金が投じられている。
また、今年中には、ソーラーエネルギー供給技術・カッセル・フラウエンフォーファー研究所(ISET)が、IWESに統合される予定。今後、IWESは、段階的に拡大し、資材から系統連系にいたるまで、風力エネルギーに関して国際的にも重要な研究所となる。ハノーバー大学、ブレーメン大学等との連携も進める。
IWESの研究者は、特に、風力発電設備における試験方法の開発に携わる。また、ローター試験のために、長さ85メートル、高さ25メートルのホールが設置されるなど、試験設備は、世界最大規模となる。【ドイツ連邦環境省】