一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 再生可能エネルギー対策ナンバーワンの州は?
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2008.11.20 【情報源】ドイツ/2008.11.10 発表
ドイツ連邦環境省は、11日10日、各州の再生可能エネルギー対策を比較する研究結果を発表し、ブランデンブルク州にその最高賞である「北極星2008」を授与した。これは、再生可能エネルギーエージェンシーの委託により、ドイツ経済研究所(DIW)とバーデン=ヴュルテンベルク太陽エネルギー水素研究所(ZSW)が、ドイツ国内の16州全てにおける再生可能エネルギーの成長を分析し、指標に基づいてランク付けを行ったもの。特に、各州の政策目標とプログラム、導入促進手法、研修、特許の数などが評価された。
この結果、ナンバー1として選出されたのはブランデンブルク州であり、これにバーデン=ヴュルテンベルク州とシュレビック=ホルシュタイン州が続いた。
なお、ドイツでは、再生可能エネルギーは経済ファクターとなっている。この業界の国内売り上げは、2007年は25億ユーロに達し、電力需要における再生可能エネルーの割合は既に15%を越えている。また、再生可能エネルギーの普及により、CO2排出量は1億1500万t削減された。再生可能エネルギーが無かった場合、ドイツにおけるエネルギー起源のCO2排出量は現時点より15%高かったと予測されている。さらに、再生可能エネルギーの成長は雇用創出にも効果を与えており、現在では、25万人の人々がこの業界で働いている。【ドイツ連邦環境省】