一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 産業部門ごとの環境パフォーマンスを報告
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2008.10.20 【情報源】アメリカ/2008.10.07 発表
EPAは、10月7日、鉄鋼業や建設業など、アメリカ国内の12の主要な産業部門の環境パフォーマンスを示す「2008年部門別パフォーマンス報告書」を公表した。この報告書は、各部門の環境影響(大気汚染物質や排水の排出量、廃棄物量など)、10年間の環境パフォーマンスの推移などを示すもの。
今回の報告書では、2005年に鉄のリサイクルが最高記録を達成したこと、化学工業では1995年から2006年にかけて大気汚染物質の排出量が半減したこと、さらに、セメント業では、同時期、生産量1単位当たりの廃棄物量を4分の1削減したことなど、主な部門で、経済競争力を強化しつつ、環境パフォーマンスも改善されていることが明らかになった。
報告書では、この他、政府や企業のデータ、ケーススタディーを活用しながら、進捗が見られた分野、集中的な取り組みが必要な分野が示されている。
なお、本報告書のシリーズは、2004年に最初に発行されて以降、今回のものが3回目となる。【EPA】