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環境ニュース[海外]

フランス ナフタレン油の違法輸出疑惑が浮上

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2008.09.29 【情報源】フランス/2008.09.17 発表

 フランス税関は、9月17日、ダンケルクにあるアルセロールミッタル社の施設で製造されたナフタレン油が、越境取引されていた可能性を明らかにした。この施設は、指定検査制度の下にあり、複数の省令で規制されている。
 廃棄物の処分に関する2007年11月5日付け省令の下にある同社は、大型タンカーで輸出するため、ナフタレン油の一部を家庭燃料として通そうとして、これらの規定をすり抜けようとした。
 健康や環境に大きな影響を与える有害廃棄物については、国内・国際規制を遵守するため、特別な注意が払われている。
 地方産業・研究・環境局(DRIRE)は税関と協力し調査に当たっている。指定施設に対する検査の再強化は、2007年の終わりから既に約束されていた。業務再編の一環として、10月には検査官を200名増員し、現在の1200人体制を強化する。これらの検査官は特に指定施設の規則遵守を担当する。
 エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省は、廃棄物を発生させた者が、最終的な処分についてまで責任を有し、下請け業者に販売しても、その責任が免除されることにはならない としている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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