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環境ニュース[海外]

フランス 世界遺産モンサンミッシェルの海を取り戻そう

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2008.08.25 【情報源】フランス/2008.08.05 発表

 フランスのファルコ閣外大臣(国土整備担当)は、8月11日、世界遺産モンサンミッシェルの海洋特性を取り戻す計画の進行状況を視察する。この機会に同大臣は、クエスノンのダムも訪問し、議員や複合組合の理事と会談する。
 年間3百万人が訪れるこの地は、フランスでも最も著名な観光地の一つ。
 この見事な地区の砂州化を食い止めるため、遺産や環境を尊重する野心的な計画が必要だった。関係者や市民の関心を背景に、複合組合と政府が実施する計画は2012年に完了する。3つの目標、すなわち(1)モンサンミッシェルとその周辺の海洋特性を回復し、永久に維持すること、(2)景観を修復しつつ、地域を再建すること、(3)ビジターのアプローチや受け入れを改善すること が掲げられている。
 また、堤防道路の一部が潮の自由な流れを阻害しているため、堤防道路は橋または桟橋に変更される。
 クエスノンのダムは計画の中心となっている。2008年末に稼働するこのダムによって、モンサンミッシェル付近にたまる堆積物が取り除かれ、生態系機能も回復すると期待されている。
 モンサンミッシェルの再整備は、持続可能な開発を促進し、地域の質とアイデンティティーの保全につながる。フランス政府は、この国家的な事業について、支援と貢献を再度確認した。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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