一般財団法人環境イノベーション情報機構
「ベルリン 1000台の環境タクシー」プロジェクト始まる
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.10.30 発表
連邦環境大臣は、10月30日、ベルリン市内に天然ガス自動車を普及させるための環境プロジェクトをスタートさせた。「ベルリン 1000台の環境タクシー (Tausend Umwelttaxis fuer Berlin (TUT))」 をスローガンに、連邦環境省、ベルリン市、ガス業界3社(GASAG, Ruhrgas,VNG)が協力する。
タクシーと自動車学校の教習車を対象に、天然ガス自動車の調達資金を、1台あたり最大6000マルク(30万円)助成するとともに、動力用燃料を、1台あたり最大3000マルク(15万円)分支給する(商品券の支給)。ベルリン市内に2個所しかない、天然ガスガソリンスタンドは、2001年末までに、10個所増設する。
その他、GASAG社は、動力用燃料としての天然ガスの販売価格を市内のディーゼル平均価格よりも、少なくとも30%低く押さえること(2004年まで)を約束している。
プロジェクトの予算総額は、2250万マルク(12億7500万円)で、うち連邦環境省が810万マルク(5億500万円)を、ガス業界が1440万マルク(7億2000万円)を負担する。【ドイツ連邦環境省 】