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環境ニュース[海外]

イギリス 建設現場の土壌管理に関する行動規範案を公表

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2008.08.07 【情報源】イギリス/2008.07.28 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は7月28日、建設現場の土壌を、環境に配慮しつつ、効率的に管理するため、自主的な行動規範に関する協議文書を公表した。
 建設事業者は土壌の機能に影響を及ぼす可能性があり、こうした例として、同省は、化学物質などの使用による土壌汚染、不浸透性物質による被覆(土壌の保水・ろ過機能に影響)を指摘。最も貴重な自然資源の一つである土壌資源を保護するため、今回、行動規範の協議をスタートした。意見募集期間は、10月20日まで。
 ジョナサン・ショー大臣(景観と地方問題担当)は「土壌は脆弱な資源で、食糧生産や野生生物の生息にとって不可欠なもの」とし、多くの業界関係者がこの行動規範の採用に、環境及び資金面での意義を見出すことを期待すると述べた。不適切な土壌管理によって水はけの悪さや洪水が起これば、建設業者にとってもコスト高となる。
 行動規範案の主な項目は以下のとおり。
●建設予定地で土壌資源に関する事前調査を行い、その結果を現場の作業戦略に反映する。
●除去する予定の土壌の種類と場所、運搬ルート、それぞれの土壌保管場所の位置等を示す「土壌管理計画」を準備する。
●関係車両の往来を事前に決めたルートに限定する。
●土壌の保管はできるだけ短期間にする。
●庭や生息地つくりに使用予定の土壌は、換気や排水等に十分、留意し、コンディションを良好に保つ。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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