EPA　有機リン酸系農薬の累積的リスク評価に関する予備的報告書を公表

　EPAは、12月4日、有機リン酸系農薬の累積的リスクに関する予備評価を公表。リスク評価のための科学的方法論等について、科学的審査を受けるとともに、パブリック・コメントを募集する。
　新しく開発された評価手法は、複数の農薬を対象に、食料品、飲料水および住居での利用を考慮に入れて、潜在的な曝露について評価できるようにしたもの。この手法は5年に及ぶ科学的審査を経て策定された。予備的報告書では、31種の有機リン酸系農薬を一つのグループとしてまとめ、様々な年齢グループ、地域、時期における潜在的な曝露を評価した。
　なお、今回公表された累積的リスク評価は予備的なもので、パブリックコメント及び科学的審査を踏まえ、EPAは、2002年8月までに累積的リスク評価の改訂版を公表する予定である。パブリック・コメント期間は、2002年3月8日まで。【ＥＰＡ】