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環境ニュース[海外]

カナダ政府 産業界からの汚染物質の排出報告を強化

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.12.07 【情報源】カナダ/2001.11.28 発表

 アンダーソン環境大臣は11月28日、来年から産業界に対し、スモッグと酸性雨の主要因となる汚染物質の排出状況について現状よりも詳しい報告を求めていくことを明らかにした。
 来年から、国家汚染物質排出インベントリー(National Pollutant Release Inventory:NPRI)に報告が求められる物質は、NOx、揮発性有機化合物(VOC)、2.5ミクロンおよび10ミクロン以下の粒子状物質、SOxなどスモッグや酸性雨の主要因物質とされているもの。
 同大臣は声明の中で、「今回の報告対象物質の追加により、化石燃料利用の発電所など、より多くの産業からの排出データが明らかになり、国民にとって大きなプラスになるであろう」と期待感を表明した。
 また、同大臣はオタワで開催された「大気・水質管理協会」(Air and Waste Management Association)の会合で、NPRIに昨年報告されたデータがホームページを通じて公開されたことも発表した。昨年報告された排出物質は、水銀ダイオキシン・フランなど「カナダ環境保護法」(Canadian Environmental Protection Act)において有害物質に指定されている268種。
 NPRIのホームページ上にある検索サイトは利用しやすいように工夫されており、郵便番号・施設名・物質名のいずれかを入力するだけで汚染物質の排出状況が分かるようになっている。政府は2005年までにこのデータベースに掲載する施設を7000以上にする予定。【カナダ連邦環境省】

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