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環境ニュース[海外]

イギリス 途上国へのリサイクル資源輸出に関する国内法を強化

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2008.01.28 【情報源】イギリス/2008.01.11 発表

 リサイクル資源の輸出に関する規則の改正により、望まない廃棄物の受け入れから、途上国を一層、保護できるようになった。
 「グリーンリスト」規則はEUから輸出される非有害リサイクル資源を対象としたものだが、改正により、今後はOECD非加盟国のリサイクル資源の受け入れに関する意見を正式に登録する形となった。意見を表明していない国については、ケースバイケースで同意を得ることが必要となる。EU規則の改正を受けて、イギリスの「廃棄物越境輸送規則」(*)も改正され、2月5日から施行される。この日以降、OECD非加盟国の意思に反する輸出は犯罪とされる。
 イギリスのラドック環境大臣は、「多くの途上国が製造部門の成長に伴い、イギリスのリサイクル資源を求めている」とし、持続可能な資源利用とイギリスにおける埋立処分量の削減の両面でメリットのある取引となっている とコメント。今回の改訂は、リサイクル資源が、環境に配慮した方法で処理できない国に輸出されることを防ぐものであり、不要な物資の投棄の隠れ蓑としてリサイクル資源の輸出が使われることを防止するのに役立つ と述べた。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

訳注:EUの「廃棄物輸送規則」(1013/2006/EC)は、イギリスにおいては「2007年廃棄物越境輸送規制」により実施されている。「2008年廃棄物越境輸送規則」は、2007年12月に発効した「グリーンリスト規則」改訂版に対応したもの。

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