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環境ニュース[海外]

低硫黄燃料優遇策始まる

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.11.13 【情報源】ドイツ/2001.11.01 発表

 ドイツで、11月1日、低硫黄燃料に対する税制優遇が始まった。これは、硫黄含有濃度が50ppm未満のガソリンとディーゼルに対して、1リットルあたり3ペニヒ(1.5円)の税制上の優遇措置をとるものである。
 低硫黄燃料には、多数の利点が存在する。現在流布しているガソリンやディーゼルに対し、低硫黄燃料は、触媒の持続性と効用を高めるため、燃費が向上し、最終的には消費者に利益をもたらす。また、平均して約40%程度、NOxや揮発性炭化水素など光化学スモックの原因となる物質を減らすことが可能となるのである。さらに直接燃料噴射式ガソリンエンジンやディーゼルエンジンへの粒子状物質除去フィルターを利用することで、より大きな効果がもたらされる。これらの取組みにより、ガソリンの消費量を20%削減することが出来るだろう。
 ドイツは、EU内で、低硫黄燃料の導入に先進的に取り組んでいる。EU委員会の動力用燃料に関する指令案によると、EU全体としては、2005年1月1日から、各加盟国において低硫黄燃料の優遇措置が始まる。【ドイツ連邦環境省】

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