中国　環境保護総局等6部門共同通達：商品過剰包装を禁止

【ごみ･リサイクル その他(ごみ･リサイクル)】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国／2007.02.27 発表

　国家発展改革委員会、中央宣伝部、商務部、国家工商総局、国家品質監督検査検疫総局、国家環境保護総局は先日、共同で『資源節約・環境保護と商品過剰包装反対に関する通達』公布し、商品の過剰包装を規制するよう要求した。
　同通達の指摘によると、一部地方の製造業者と販売業者はより多くの利潤を追求して、包装に力を入れ、過剰包装の氾濫を引き起こした。具体的には包装回数の過剰や材料使用の過剰、構造設計上の過剰、包装機能の過剰、表面の装飾過剰、包装費用の上昇などである。この現象は、資源節約型・環境配慮型社会の要求と合わず、同様に中国の現段階の基本的実状にふさわしくなく、有力な措置で規制しなければならない。
　同通達の要求によると、過剰包装への反対、節約型消費の樹立の重要性と緊迫性を十分認識すべきであるとする。過剰包装による損害は大きい。第一に、資源を浪費する。第二に、環境を汚染する。第三に、消費者利益を侵害する。第四に、贅沢な浪費、異常な浪費の雰囲気を助長する。このため有力な措置により、過剰包装に反対し、包装浪費を根絶しなければならない。
　具体的対策として、商品の過剰包装を制御する恒久的メカニズムを検討する。初めに、商品の過剰包装を規制する法律法規を構築、整備し、循環経済と資源総合利用などの法整備を加速する。次に、包装物の生産・使用基準を早く制定、整備し、包装物の容積、消費材料、コストなどの指標を定め、整った包装物基準体系を形成する。包装物を生産・使用する企業は基準に基づき包装物を生産・使用する。基準に違反した製品は国の関連規定により厳しく処罰する。第三に、過剰包装を規制する管理弁法や包装物回収利用の管理弁法などを早く制定し、包装の設計、回収、再利用などの問題に対して明確な要求を示し、包装物とその回収再利用に対する管理を強化し、過剰包装の処罰条項を強化する。第四に、価格的インセンティブと税調節機能を発揮し、過剰包装を規制する価格政策と税制政策を検討、制定する。【中国国家環境保護総局】