一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 山西省:発電所脱硫の優遇政策を公布
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国/2007.01.10 発表
石炭発電所の排煙脱硫改造を加速するため、山西省政府は先日、全省で石炭発電所排煙脱硫推進の7件の優遇政策を公布した。この7件の優遇政策は次の通り。[1]期限内改善対象となった石炭火力発電が脱硫施設を実施した場合、同省物価局は脱硫済み発電所の電力買取価格引き上げを認める。[2]排煙脱硫施設を設置中の石炭火力発電には、同省電力会社が優先的にそのユニットの大幅改修計画を手配する。[3]排煙脱硫施設を設置し規定通りの安定的な運行ができた発電ユニットに対して、電力管理部門、同省電力会社は同じ割合で電力目標を引き上げる。[4]排煙脱硫施設の設置を積極的に行う石炭火力発電所に対し、国家開発銀行山西省支店などの金融機関が融資面で支援し、同省財務省、環境部門は利息補助を与える。[5]期日通りに脱硫任務を達成した電力企業に対し、同省発展改革委員会、同省経済委員会、同省環境保護など関連部門は優先して発電所の新築・拡張プロジェクトを手配する。[6]石炭火力発電所は脱硫効率と排煙脱硫施設の安定的運行を保証する前提で、関連規定により企業所得税を減免する優遇政策を享受できる。[7]脱硫施設が完成し環境保護など部門が検収した後、削減量に基づいて排汚費を適時減らせる。【中国環境報】